テレワーク、リモートワーク、在宅勤務、呼びかたに違いはあれど、この1年間で自宅で仕事をするのが当たり前になりました。私はステイホームが呼びかけられる以前からの数年間、フリーランスの仕事で在宅ワークをしております。仕事に没頭して長時間の作業を行っていると、出不精になって運動不足になったり、悶々としてストレスが溜まってしまいます。
天気の悪い日が続いて、数日でも家にこもってしまったりすると、気がつくと外は温かくなり季節も移り変わる。コートが要らなくなったり、暖房をつけなくなったり、冷房が必要になったり、冷やし中華が始まったり。そしてコーヒーもいつしかホットからアイスに。
仕事してる間も休憩しておやつを食べる時間でも、集中力を高めたり、癒されたりで必要不可欠な存在のコーヒー。ホットコーヒーの季節の我が家は、好きな豆を何種類かストックしておいて、家族の誰かがかわりばんこでドリップして、魔法瓶に淹れたものをみんなで飲むスタイルです。ただ暑い季節になると、現在の方法に固定されるまではアイスコーヒーの準備は結構適当でした。
最初は自分だけで良いので出来合いを買ってた
4月の後半ぐらいになってくると少し汗ばむような日もでてきて、コーヒーも冷たいのが欲しくなることがあります。次第に温暖な日々が続くようになると常時アイスコーヒーが必要に。毎日飲むとなれば結構な量を消費します。
最初は手間もコストも掛からないのがベストと考え、近所のスーパーに行ったタイミングで1L入りの紙パックやPETボトルで出来合いのコーヒーが入ったものを80円(税抜)前後で買って、冷蔵庫で冷やして飲んでました。 「仕事しながらだし、味はあまり気にしなくていいか…」 といういい加減な感じで、しばらくは大丈夫だった。
最初こそ良かったが段々と不満も
そんなにゴクゴクと飲むものでもないので、最初は1Lあれば3日ぐらいは快適に過ごせてました。しかし、妻も無類のコーヒー好きで、家の冷蔵庫に冷えたコーヒーがあれば喜んで飲んでしまう。ステイホーム前から、いざ私が仕事中に一息ついてコーヒーを飲もうと冷蔵庫を開けると残ってないことも。
そんな時は急遽、徒歩2分のセブンイレブン。「アラビカ豆100%使用 いつもの珈琲」238円(税抜)です。うむ、いつも買ってるやつの3倍近く高いが、10分以上離れたスーパーまで歩くのは時間がもったいないし、仕方があるまい。値段も高いだけあって、スーパーのものより香りも良くやや高級な味わいで随分美味しいです。
毎回セブンで買うと私の財布が厳しいので、妻にも飲まれることを想定してスーパーの安いコーヒーは多めにストックするように。それでも飲み切ると買い置きしておくのも面倒になったり、セブンイレブンにお世話になるのを繰り返していました。さらに毎日セブンイレブンのコーヒーを飲んでると、スーパーで仕入れるものに戻った時に味に不満を感じるように。
いつもの業務スーパーで豆を買ってみた
何とか財布にも優しくて、味も満足できるものはないのか?
自分でコーヒー豆を買ってドリップで淹れて飲むのが一番美味しいし、おそらく経済的だろうとはどこかで思ってました。ホットコーヒーは普段からドリップで淹れてるし、多めに作り置きしておけば良い。万が一冷蔵庫の作り置きが切れても、コーヒー豆さえストックがあれば仕事の休憩がてら自分で淹れられます。
そこで試してみたのがコレです。業務スーパーのアイスコーヒー用の豆を挽いた、アイスコーヒーブレンド粉(極深煎り)360gで275円(税抜)です。
アイスコーヒーの淹れ方
[用意する道具]
- コーヒードリッパー(1~4杯用)
- ドリッパー用の紙フィルター
- 1Lの耐熱の冷水筒(麦茶ポット)
コーヒードリッパーはフィルターがセットしやすくてバランスが良く、ドリップ中に倒れる心配がなければ何でも良いです。私は100均のものを愛用。フィルターも100枚入りを同時に購入。冷水筒ですが、我が家では冷茶用に買った横置き可能な耐熱ポリカーボネートのものを使ってます。お湯を注ぎこむので耐熱のものでなければいけません。
[材料]
(1) コーヒー粉 45g
(2) 1L弱の熱湯
(3) 氷 適量
コーヒードリッパーにフィルターをセットして、コーヒー粉を45g入れます。好みもあると思いますが、自分は1Lに対して45gのコーヒー粉がギリギリ薄すぎず濃すぎず、たくさん飲んでも飲み疲れしないと感じる適量でした。氷を冷水筒の1/3程度入れて、コーヒードリッパーを冷水筒にセットします(重要:不安定になって倒れないように気を付けてください)。
熱湯は数回に分けて注ぎます。
1回目は粉全体を湿らす程度の熱湯を中央から外に向けて注ぎ30秒ほど待ちます。
2回目は中央から外に向けて渦を巻くように注ぎ、コーヒー粉の表面がドリッパーの淵の高さまで来たら注ぐのを止めます。
3回目目以降はコーヒー粉の表面がくぼんで表面の泡が消えないうちに、注ぎ足してドリッパーの淵の高さまで来たら止めます。
冷水筒が8割程度コーヒーで満たされるまで繰り返します。
最後に水筒が満たされる程度に氷を追加して、水筒全体が冷えるように蓋をして優しく攪拌します。粗熱が残っている場合は水筒を動かしながら、水道水などでさらに冷やします。粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて冷えれば出来上がりです。
[まとめ]気分転換にもなって慣れれば10分で作れる
作る手間は面倒に思われるかもしれませんが、仕事が煮詰まって少し休憩したいときにやると良い気分転換になります。慣れれば10分もかからずに作れるようになりますし、ドリップしてる時に流れる少しゆったりした時間と、コーヒーができた時の達成感は、仕事でストレスが溜まった私にとっては癒しの時間です。
そして何よりも、ちゃんと淹れたコーヒーは香りも良くて美味しい!業務スーパーで安いからと言って侮れない。この豆は変なクセもなく香りも結構いいので、クォリティが高い。ブラックでもミルクを入れても、美味しくスタンダードなアイスコーヒーが作れます。
アイスコーヒーブレンド粉(極深煎り)360gで275円(税抜)は、私の淹れ方ではちょうど8回分の量で、1回当たり約35円(税抜)です。コスパが抜群に良いので、量も気にすることなく妻に飲まれても気にならなくなりました(前は財布に響いてた)。
この方法が一番美味しくて、値段も格安なので大満足です。私を含めて家族全員がドリップするようになったので冷蔵庫のコーヒー切れの心配もあまりなく、これでアイスコーヒーの季節も自宅作業を快適に進められます。