我が家の業務スーパーの定番:チップス&サルサ

業務スーパー (神戸物産)

もう5-6年前の話になるのですが、二十年以上を身を置いたIT業界から足を洗って、友人が開店するレストランを手伝う形で飲食業界に飛び込みました。友人は私の料理好きを良く知る仲だったので、私は厨房での調理業務につきました。

その時に調理していたのがメキシコ料理。正確に言うと、純粋なメキシコ料理ではなく、テクス・メクス(Tex-Mex)というメキシコ風のアメリカ料理。テキサス州は1836年まではメキシコの一部だったので、いまだにメキシコ文化が根強く残っており、独自のスタイルとして発展しているのがテクス・メクス料理です。(※本文では「アメリカ」=アメリカ合衆国を指します)

アメリカはメキシコと陸続きであることから移民も多く、テクス・メクス料理の人気は非常に高いのです。アメリカにはタコベル(Taco Bell)やChipotleようなファストフードのチェーン店から本格的な料理まで、多くのメキシコ料理店があり、有名な料理にはタコスやブリトーと言ったものがあります。また、カリフォルニアには少し違ったスタイルのキャル・メクス(Cal-Mex)というメキシコ料理もあります。

テクス・メクスには欠かせないチップス・アンド・サルサ

さて、このテクス・メクス料理に欠かせないのは、トルティーヤ・チップスとトマトのサルサを組み合わせたチップス・アンド・サルサ(Chips and Salsa)という前菜(おつまみ?)です。アメリカではド・定番のビールのアテです。

トルティーヤ・チップスは、トウモロコシの粉で作った薄型パン(フラットブレッド)のコーン・トルティーヤを切って揚げたもので、「ドンタコス」や「ドリトス(Doritos)」などの味を付けたものはスナック菓子としてお馴染み。

サルサはスペイン語で「ソース」の意味で、一般的なチップス・アンド・サルサには刻んだ赤い生トマトに玉ねぎや香辛料などで味付けをした「サルサ・メヒカーナ(Salsa Mexicana)」または「サルサ・ロハ(Salso Roja)」というスタンダードなものが使われます。

プレーンタイプか塩味のトルティーヤ・チップスに、このサルサを少々つけて食べるのがチップス・アンド・サルサ(Chips and Salsa)で、これを冷えたビールで流し込むと美味しくて、もう本当に止まらなくなります(笑)

業務スーパーで入手できる本場のトルティーヤ・チップスとサルサ

トルティーヤ・チップスは以前はカルディやコストコで購入していました。しかし数年前から業務スーパーでも入手できるようになり、もっぱら近所の徒歩圏内の店舗で買うようになりました。

その名もラ・コステーニャ(La Costeña)のトルティーヤ・チップス(Totopos Salted Tortilla Chips)です。ちなみにTotoposはトルティーヤ・チップスのスペイン語での名称の様です。原産国はメキシコで、内容量は454g(約1ポンド)とたっぷり入って398円(税別)で売ってます。

このトルティーヤ・チップスはコーンの香りが良くサクサクしていてとても美味しいですが、塩味には少々のバラつきがあって、塩辛いものとそうでもないものが混ざって味にはムラがあります。

さらに同じラ・コステーニャ(La Costeña)のサルサが2種類トマトサルサ(Salsa Dip Mild) が¥228(税別)ホットチポトレサルサ(Hot Chipotle Salsa Dip)が¥248(税別)で売ってます。こちらも原産国はメキシコで、内容量はどちらも453g(約1ポンド)。

トマトサルサ(Salsa Dip Mild)は「Mild」と謳ってるだけあって辛さは抑えめで食べやすいです。

ホットチポトレサルサ(Hot Chipotle Salsa Dip)は、チポトレの辛さがピリッと効いて香りが良いです。

チポトレとは、ハラペーニョという唐辛子を乾燥させて、さらに燻製したもの。辛さだけでなく薫香の効いた香辛料で、深みのある辛さが特徴です。

辛さのお好みに応じてサルサを選ぶと良いでしょう。これらのサルサはステーキに合わせるソースとして食べても、清涼感があってとても美味しいです。

ちなみにメキシコではラ・コステーニャ(La Costeña)は良く知られているブランドで、同じ厨房で上司だったメキシコ人料理長も良く知っていて、同社の缶詰のハラーペーニョの酢漬けはお店でも仕入れてました。

トルティーヤ・チップスを使った超手抜き料理

トルティーヤ・チップスを使用した料理で、もうひとつ有名なのがナチョスです。チップスの上に、溶けたチーズに、肉かチリコンカン、ハラペーニョなどが載っている料理なのですが、これもビールやワインと一緒だと止まらなくなります。

レストランでサーブしていたナチョス

ただ、トッピングを用意するのは大変なので、私は小腹が空いたときは溶けたチーズのみを載せた「チーズだけナチョス」を作って食べてます。簡単に作れるので、アメリカに住んでいた中学生の頃から、自分でオーブンを温めておやつに作ってました(笑)

作り方は簡単。平らな耐熱の皿かトレーの上に平たくチップスを並べ、上からたっぷりとピザ用のミックスチーズをかける。180度に熱したオーブンで10分ほど熱してチーズがトロトロに溶けたら出来上がりです。お好みでチリ・パウダーを少々振りかけるとよりメキシカンな味になります。

さらに、先ほどのサルサを添えると、さっぱりとして美味しく食べることができます。たったこれだけですが、かなり手軽で美味しいおつまみやおやつになるのでオススメです。

まとめ

以前はメキシコ料理の食材は、カルディやコストコのような輸入食品の取り扱いがあるお店で購入してました。まさか近所の業務スーパーでも入手できる様になるとは思ってませんでした

業務スーパーには他のメキシコ料理の食材も売ってますので、それらの商品も自分で使ってみて、テクス・メクス料理のレシピ紹介と共に今後もレビューしていきたいと思います。もし、チップス・アンド・サルサを食べたことがないのであれば、おつまみやおやつに試してみることをオススメします。

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