有田焼の急須の茶こし用の網を交換してリフレッシュ

コラム・ライフ

私は20代の若い頃からの変わらない習慣として、急須で緑茶を淹れて飲んでいます。急須で淹れて飲む緑茶はやはり美味しくて、一息つきたいときにはコーヒーや紅茶とともに我が家では欠かせない飲み物のひとつです。

日本茶用の急須は3つ持っているのですが、もっとも使用頻度が高いのが有田焼の急須。この急須の茶こし用の網を長いこと交換せずに使用していたらボロボロになってしまいました。

そこで、簡単に同じ茶こし用の網が見つかるだろうと思ったのですが、満足できるものに交換するまで案外苦労した話をしたいと思います。

九州旅行で手に入れた急須

7年前に佐賀県の有田町を旅行したときに見つけて購入した有田焼の急須。有田焼と言えば高級食器のイメージで間違ってはいないのですが、一般家庭向けの食器も結構品揃えがあり、意外と求めやすい価格で買えます。

 

この急須は日本風のデザインでありながらモダンな色使いを気入り、手に取った感じもバランスが良く使いやすそうで即購入を決めました。以来、家族3人分のお茶を淹れる時はこの急須を毎日の様に使ってきました。

 

さすがに7年間で使用頻度が高いと、急須本体は割れない限りは半永久的に使えても、茶こしの網がくたびれてヨレヨレになってしまいました。よく見るとストッキングの伝線の様になって変形して見た目も小汚い。

茶こし用の網のサイズ表記は標準化されてない

古い網を見ると「Φ74」と枠に書いてあります。単純に同じものを新品で探せば交換できるだろうと考え、同じ表記の茶こし用の網を探しました。

「Φ74 茶こし 網」で検索してみると、結果にはバラバラなサイズのものがたくさんリストアップされます。詳細を見ると、このタイプの茶こし用の網のサイズはどうやら内径・深さ・外径(枠)の3つで表現されるのですが、メーカーによってその表記がバラバラで統一されておりません。

メーカーによっては商品名に「深型」とだけ入って実際の深さが何mmなのか分からなかったり、例えばサイズらしき表記は商品名の「○○号」のみで、商品詳細に3つのサイズの情報がなかったり、自分の急須に合うものなのかが判断できません。

とりあえず正確なサイズを把握

正確を期するために、ボロボロになった網と急須を図ってみました。網の「Φ74」はどうやら内径で74mm、枠が84mm、深さは変形してしまって約48mm。急須側は口の径が77mm、枠がハマる窪みが84mm、深さが50mm

改めて検索してみると、サイズ表記の有無がネット通販サイトによってまちまちなので、3つのサイズでさがしてもなかなか「コレだ!」というものが見つかりません。いや、実は商品の写真の見た感じが「同じものかも?かなり近い…」というものもあるにはありました。

しかし、3つのサイズの表記が商品詳細になく、さらに送料が本体の3倍のコスト。合わなくて返品するために送料を持ち出すリスクを考えると購入に踏み切れませんでした。

また近所のホームセンターなら急須を持って行って急須に合うか試せると思って行きましたが、この赤いハンドルみたいなものがついたのしかなくダサいので買う気になれず。なぜか他のホームセンターも何故か同じ赤ハンドルタイプしか陳列されておりませんでした。

同じものでなく近いものを

色々と探す中で、3つのサイズを表記しているメーカーもあり、その中から合いそうなものを探す方が現実的という考えに至りました。同じものやぴったり合うものではないけれども使う上では問題がなければ良いと、考え方を切り替えました。

また、送料無料で買えることも重視しました。茶こし用の網って安価なので送料が商品価格を上回ることが多く、割高になるうえに返品リスクを考えても損が大きい。確実に同じものが手に入る保証があるならまだしも、合わないかもしれないのでは手が出ない。結果的にAmazon、ヨドバシ.comの2サイトで探しました。

タケコシの茶こし網に絞り込んだ

まずは80号を買ってみた

最終的にはAmazonで見つけたタケコシというメーカーの「80号」か「82号」サイズが合いそう。このメーカーはサイズを区別するのに「号」の表記こそ使われてますが、商品詳細を見ると号の数字が枠の外径で80mm、内径は適応範囲が73-79mm、深さが44mmとサイズが大体分かります。

もともと付いていた茶こしが内径74mmだったので、それに合わせて「80号」をまず購入してみました。外径が80mmと4mmほど小さいが急須の口の径は77mmなので、引っ掛かって急須の中に落ちることもないはず。そして価格は驚きの安さで160円

実物が届いて合わせてみると隙間があくものの、急須には落ちないし普通にお茶を淹れる分には使えました。ただ、お茶を注ぐときに茶こし網が急須の中で納まりが悪く、カパカパと動いて気になります。

気になるので一サイズ上の「82号」の茶こし網、外径82mm、内径は適応範囲76-81mm、深さが46mを追加注文しました。最初に「82号」を注文しなかった理由は、古い茶こし網の内径が74㎜で「82号」の適応範囲に入っていなかったことと、なぜかAmazonでは最小注文単位が1個ではなく2個だったため。急須の口は77㎜だがギリギリ行けるだろうと考えました。購入当時の価格は¥286、2つで¥572でした。

82号を追加購入したらぴったり!

Amazonの過剰梱包に慣れているせいか、かなりワイルドな感じの梱包で届きました。

まあ、茶こし2個のために段ボール箱を使うのも過剰なので、いいと思うのですが、中にそのまま入っているのは少し驚きました。

合わせてみると82号は急須の口と干渉することなく入り、窪みにもほぼ隙間なくハマりました。これであればお茶を注ぐときに中で動く心配もありません。しかも2個あるので数年は大丈夫です。

まとめ

簡単にできると思った茶こし網の交換ですが、自分の急須に合うものを見つけるまで思いの外面倒でした。新品と古い茶こし網を比べてみるともっと早く交換すべきと反省。

結果的にサイズが一つ小さい80号が余ってしまいますが、こちらも一応使えるので網がくたびれてき時にまめに交換できます。そして、お気に入りのものをさらに長く使っていけることになるのは嬉しい。他に網が茶渋で汚れて使わなくなってしまった、常滑焼の急須の網の張り替えもしなければ。

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