業務スーパーのパラタ(Pratha)はシンガポールやマレーシアの国民食

業務スーパー (神戸物産)

業務スーパーには多くの世界中の輸入食品が売られています。
以前はカルディみたいな輸入食品専門店に行かなければ売っていなかったような、日本では珍しくてあまり食べられないものが、最近では業務スーパーでも入手可能になりました。

そんな中、業務スーパーで以前からすごく気になってた冷凍のパラタ(Pratha)を買ってみました。パラタ(Pratha)はシンガポールに出張や旅行で何度か行った際に、「ロティ・プラタ(Roti Prata)」という料理として現地人の案内で屋台に良く食べに行きました。初めて食べた時は美味しさに感動して食べ過ぎたのを良く覚えています。

業務スーパーで見つけて大興奮

パラタ(Pratha)は一年ほど前に、徒歩圏内にある最寄りの業務スーパーで売っているのを見かけたのが最初でした。当時はパッケージも違って「SK Kitchen」というブランドの「Plain Paratha」と綴りも微妙に違う表記で売られていました

次の買い物で入手しようと決めていたのですが、気が付けば売り切れていて以後入荷されるのを見ることはありませんでした。再入荷する気配もなく、同じコーナーには代わりに冷凍ナンが補充され続けたので、あきらめてパラタを求めて少し離れた業務スーパーに車を走らせてやっと見つけました

パッケージも変わり400g 5枚入りで価格は¥228(税抜)1枚当たり約¥46、さすがの驚きの安さです。業務スーパー恐るべし!

パラタ(Pratha)はインドのフラットブレッド

世界中にはフラットブレッドと呼ばれる平らなパンがたくさん存在します。日本でもっとも有名なフラットブレッドは、イタリアのピザやフォカッチャ、インドのナンあたりでしょうか?パラタ(Pratha)はナンと同じくインドのフラットブレッドの一種。ちなみにインドではパンを総称して「ロティ」と呼び、「パラタ」ではなく「パラーター」と発音する様です。

日本で広く知られているナンは、イーストの様な酵母を使って生地を発酵させて伸ばしたものを、タンドールという大きな窯の壁面に貼り付けて焼いたもの。インドではタンドールはレストランにはあっても、一般家庭にはあまり普及しておりません。従ってナンは一般家庭で食されているものではありません

インドの一般家庭では発酵させない種無しパン(ロティ)のチャパティやパラタ(Pratha)の方が圧倒的にメジャーな存在。薄く伸ばした生地をフライパンで簡単に焼けるからです。パラタ(Pratha)は生地にギー(Ghee)というインドの澄ましバターを繰り返し折り畳んで練り込んであるのが特徴で、焼いた仕上りは油脂の効果で外はサクっとしながら、中はしっとりとしていて、形状は平らながら食べた感じはクロワッサンに少し似ています。

シンガポールで覚えた味

シンガポールではロティ・プラタ(Roti Prata)、マレーシアではロティ・チャナイ(Roti Canai)という名称で屋台料理として広く知られており、朝昼晩または夜食としても親しまれています。

屋台で出されるものには卵やチーズが入った具材入りのものや、甘い味付けのデザート的なものもあります。ただし、プレーンタイプをカレーにつけて食べるのが基本で、もっとも一般的です。

また、マレーシアやシンガポールではプレーンタイプのものが冷凍食品として売られており、フライパンで軽く焼けば家でも食べることができます。業務スーパーで売られている冷凍パラタ(Pratha)もマレーシアから輸入されているものです

冷凍パラタ(Pratha)を家で食べてみる

冷凍パラタ(Pratha)を開けてみると、一枚一枚がくっつかない様にフィルムで仕切られてます。

凍ったまま剥がそうとして崩壊する心配はありません。

調理は非常に簡単で、弱火で温めたフライパンに載せて焼くだけです。まずは片面を2分焼きます。

焼けてくると色が変わって少し膨らんできます。

2分焼いたらひっくり返して、1分焼きます。

いい感じで焼き目がついてます。1分焼いて両面にいい感じの焼き目がついたら出来上がりです。パラタはやっぱりインドカレーで食べたい。今回はレシピを探して、複数のスパイスを組み合わせた本格的なチキンカレーを作りました。

美味しい。恋しかったあの味でした。
ナンが普通のパン生地っぽいのに対して、パラタはやっぱりクロワッサンの生地に近い。油脂がたっぷりと生地に含ませてあって、とにかく食べやすくてどんどん進みます。油断すると食べ過ぎて、カロリーも一枚あたり242kcalと高めなので注意が必要です。

まとめ

今回はシンガポールで食べたものを再現したくて、やや本格的なインドカレーを仕込みましたが、普通のカレー粉で作るバターチキンカレーでも十分に本格的で美味しく食べることができると思います。

日本では珍しくて食べることができないパラタ(Pratha)が、こんなに身近な店に売っていて、いつでも食べられるのは本当に嬉しい限り。最近は、高校生の娘も時々バターチキンカレーを作ってくれるので、いつでも食べられる様に冷凍庫に常備しておきたい逸品です。

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