Pif Paf 冷凍ポン・デ・ケージョはグルテンフリーで美味しい

業務スーパー (神戸物産)

チーズ味のものは無条件に好きだったりします。

中でもポンデケージョ(pão de queijo)は、見つけるとつい手が伸びて買ってしまう食べ物です。ポンデケージョとはチーズがたっぷりと練り込んであるブラジルのパンで、食感は超もちもち。

もちもち食感とチーズ味なんて、どっちも大好きなのでどう転んでも美味しい食べ物なんです。

ポンデケージョって何?

このポンデケージョの食感がもちもちするのは、パンに通常使用される小麦粉ではなくキャッサバ粉を使っているからです。キャッサバ粉はタピオカ粉とも呼ばれ、みんなが大好きな粒々タピオカの原料です。

キャッサバは中南米原産の熱帯に生える植物で、根っこは芋の様になっていて澱粉質が豊富。このキャッサバ芋から取った澱粉を乾燥させて粉にしたものがキャッサバ粉(別名:タピオカ粉)で、ポンデケージョは小麦粉不使用のたグルテンフリー食品でもあります。

日本の「パン」という言葉は、ポルトガル語の”Pão”という言葉が由来で16世紀の南蛮貿易でポルトガルから伝来したと言われてます。発音も「ポン」ではなく「パン」に近いので、Pão de queijoがなぜ「パンデケージョ」と呼ばれなかったのか不思議。「ケージョ」はチーズのことで、ポンデケージョは文字通り「チーズパン」という意味です。

日本でも1990年代に大流行

このポンデケージョ、記憶が正しければ1990年代後半に日本でブームが起きて大流行。コンビニパンとしてもラインアップされて、パン屋の売り場にも必ず並んでいるほどの人気商品でした。

しかし、やがてブームが去るとコンビニでもあまり見かけなくなってしまい、たまにパン屋で見つけると嬉しくて購入していました。ちなみにミスタードーナツで人気のポン・デ・リングはポンデケージョが由来です。

本国のブラジルでは大人気の国民食。パン屋のみならず、カフェや専門店などどこでも目にする食べ物だそう。

業務スーパーで即買い!

いつもの様に最寄りの業務スーパーで買い物をしていると、冷凍食品コーナーにブラジル産の冷凍ポンデケージョを見つけました。大好物なので即買いです。

その名もPif Paf Brazilian Cheese Roll ポン・デ・ケージョ(冷凍チーズパン)。内容量400gの16個入り(1個当たり25g)、価格は278円(税別)で1個約17円です。安くて本当に有難いです。これで味も良ければ言うことなしです。

さっそく焼いて食べてみた

焼くのはとても簡単でしたが、日本語の指示には「オーブントースターで15分焼く」と書いてあるのを見て、直観的に火が強すぎて焦げそうと感じたので、英語の指示を確認してみました。

訳すと以下の様な感じです。

①ガスオーブンでの調理方法・焼き方
180℃で5分間余熱をします。天板に薄く油を引き、冷凍ポンデケージョを2-3㎝間隔で並べ、黄金色に膨らむまで30-40分ほど焼いてください。

②電気オーブンでの調理方法・焼き方
180℃で5分間余熱をします。天板に薄く油を引き、冷凍ポンデケージョを2-3㎝間隔で並べ、黄金色に膨らむまで20-30分ほど焼いてください。

なぜガスオーブンの方が焼き時間長いんだろうか?また、「電子レンジは使うな!」とも書いてありますね。

我が家は電気オーブンなので②の焼き方で、天板には油を引かずにオーブンペーパーを敷いて、冷凍ポンデケージョを6個並べて焼いてみました。こういう時はオーブンペーパーが本当に便利です。

いい感じで膨らんでますが、20分では焼き色が少し足りないと感じ30分ほど焼きました。

個人的にはこんがりした焼き色がついた方が好きです。

良い焼き色です。熱々の焼き立てをハフハフしながら食べました。もちもちして美味しい。

今まで食べてきたものと比べてもチーズの味と香りが濃厚です。裏面には脂分が出てしっとりとしてます。

Pif Paf(ピフパフ)はブラジルの大手食品会社

このメーカー名のPif Paf(ピフパフ)、一度聞くと何度も耳から離れなくなりませんか?私はこの冷凍ポンデケージョを焼いた日は、頭から離れなくなって一日中何度も「ピフパフ」とウィスパーボイスで囁いてました。しまいには「ピッフン・パッフン・ピフパフポッフン♪」などと無意味な言葉をリズミカルに小声で口ずさんだりして(笑)

という訳で(いやどういう訳だ?)このメーカーの事を調べてみました。Pif Pafは正確にはPif Paf Alimentosという、1964年創業で8,500人ほどが働くブラジルの大手食品会社。ソーセージ、ピザ、ラザニアの冷食や、それ以外にも鶏肉や豚肉の冷凍食肉なども製造している様です。

“Alimentos”はポルトガル語/スペイン語で「食品」という意味の様で、日本にローカライズするなら食品会社に良くある「フーヅ」と言ったところか?

そして”Pif Paf”は単に語呂のいいだけの意味のない言葉だと思ったのですが、「喘鳴」(ぜんめい)…つまり大き目な呼吸音という意味みたいです。日本語にすると「喘鳴フーヅ」とか「(*´Д`)ハァハァ食品」?なんだかイマイチ訴求力なさそう(笑)

まとめ

このポンデケージョ安くて美味しく、おやつや朝ごはんにも最高です。冷めても美味しいので、焼いたものを置いておいたら娘が学校から帰ってきておやつに頬張ってました。チーズ好きな人には本当にオススメです!

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