最近自宅のネットワーク機器をメッシュWi-Fiのものに新しくして、凄く快適になりました。それまで7年以上前に整備したWi-Fi環境でしたが、ステイホームで家族全員が常時接続する時間が増えてトラブルが続出。
家族からの不満が日に日に増えてたのもあって、思い切って古いWi-Fiルータを新しくすることで、自宅のWi-Fi環境を劇的に改善できました。
ステイホームでWi-Fi環境が一気に悪化
私は数年前からフリーランスで在宅で仕事をしています。7年以上使っていたWi-Fiルーターは週に数回は接続が切れて、パソコンやスマホ側でネットワークに繋ぎ直したり、ルータ側を再起動(リセット)する必要がありました。
不便と言えばそうでしたが、自分一人が作業している分には我慢できる範囲でした。しかし、ステイホーム推奨で、妻もテレワークで在宅作業、娘も学校や塾でオンラインで授業を受講。仕事や勉強が終わると、それぞれが動画配信を鑑賞したりで負荷が常に上がっている状態に。
これまでの接続不良、速度遅延が1日に3-4回は起こり、都度パソコンを繋ぎ直したり、ネットワーク機器を再起動・電源入れ直すのが一気に苦痛になりました。
古いWi-Fi環境
それまでは2013年に購入したBuffaloのWZR-HP-AG300HAというWi-Fiルーターを使っていました。当時はパソコン以外のスマホ・タブレット・ゲーム機・HDDレコーダーとネットワークに接続する機器が増え、オンラインでの動画視聴も流行りだした頃でした。
特徴
- 11n/aと11n/gの接続を同時に使い分けられる
- 映像再生に最適な設定に簡単切替、映像がコマ落ちしにくい
- 家中隅々までつながる、広い家でも大丈夫
- 高速無線LAN11nで最大300Mbps
- AOSSを使用した簡単接続
「ハイパワー」と謳っていることもあって、広範囲でも接続できることを期待しました。しかし、90㎡のマンションでもルータを設置したリビングから一番離れた寝室がどうしても繋がりにくく、結局はほどなくしてI-O DataのWN-G300EXPという中継器(リピーター)を追加購入して繋がりやすくしました。
また、中継器に繋いだ状態で部屋を移動すると、都度デバイス側で繋ぎなおさないとルーター本体を掴んだままで接続が不安定。そして中継器経由だとどうしても速度が低下するなどの不都合がありました。
買い替えるならメッシュWi-Fiがいい
今回の買い替えで、速度の遅延や繋ぎ直しなどの不都合は全て解消したいと思ってました。それにはメッシュWi-Fiで解消できると考えてました。
この数年で、Google Home(スマートスピーカー)、4Kテレビ(Amazon Prime/Netflix)、Google Chromecastなどのデバイスがさらに増え、娘や妻も複数台のデバイスを同時使用するようになってました。
メッシュWi-Fiシステムとは?
複数(2台以上)のアクセスポイントを設置して、Wi-Fiを「網の目」みたいに張り巡らすことで死角をなくすと同時に、接続するデバイスが増えてもそれぞれのアクセスポイントに負荷を分散して安定した通信が可能です。また、部屋などを行き来しても接続を繋ぎ直す必要もなく、高速のWi-Fi接続を維持できます。
以前コストコで「Google Wifi」を見かけたことがあり、それを複数台を使って「メッシュWi-Fi」を構成すれば、今までの不都合が解消できる可能性があることはなんとなく知っていました。しかし、Google Wi-Fiは1台で¥7,480(税込)で少々お高い上に、今回再検討してみたら最新鋭というわけでもなさそうでした。
選んだのはTP-LinkのDeco M4
色々なメッシュWi-Fiシステムを検討して、最終的に選んだのは以下の製品でした。やはりAmazonで10,000円(税込)で価格が安かったのが大きな決め手となりました。
製品名:TP-Link AC1200 Deco M4 (2ユニット)
カラー:ホワイト
無線LAN規格 : IEEE802.11a/b/g/n/ac
セキュリティ:WPA-PSK、 WPA2-PSK
通信機能:MU-MIMO/ビームフォーミング/バンドステアリング/4K通信
<特徴>
- Deco M4を2ユニット(2台)で最大260㎡をカバー
- 最大1167Mbps (5GHz[11ac] 866Mbps + 2.4GHz[11n] 300Mbps)
- 同時接続台数最大100台
- Decoモデルでいつでも拡張可能
- 初めてのメッシュWi-Fiに最適
- ネットワーク機器らしからぬクールなデザイン
設定やファームウェアアップデートは全てアプリ
設定は非常に簡単にできるのですが、スマートフォンのアプリのみを使用して行います。パソコンやブラウザから開いて行うことはできません。アプリはiPhoneのApp StoreもしくはアンドロイドはGoogle Playからダウンロードして設定します。
設定は10分程度で本当に簡単に終わりました。アプリは全て日本語で、画面に従って進めていけば、初心者でも簡単にできると思います。
TP-Linkはどんな会社?
TP-Linkは中国ハイテク都市の深圳で1996年に設立された会社です。世界42か国に拠点を展開し、2015年には日本法人のティーピーリンクジャパン株式会社を設立。ネットワーク機器の開発、製造、販売を世界中に展開し、世界シェア45%以上で1位を誇ります。
テレワークでWi-Fiが不安定なら環境を見直そう
これで今までの様に繋ぎ直したり、電源を入れ直して再起動する必要もなく、家の中から繋がりにくい場所や通信が遅くなる場所もなくなりました。一番離れた寝室でも動画が見違えるほどサクサク観られる様になり、とにかくネットワーク環境が劇的に改善されました。
テレワークではZoomを使用した会議や授業で長い時間接続することが多く、ネットワークの速度は重要。私と同じようにWi-Fi環境が悪いのであれば、メッシュWi-Fiシステムの導入はオススメです。