Roland MA-8をハードオフのジャンクで拾って使えるようにした

家電・ガジェット

最近欲しい楽器を中古で探していたのもあって、近所にあるハードオフ(Hardoff)によく出入りしていました。ハードオフに行くと用もないのに必ず立ち寄ってしまうのはジャンクのコーナー

動作があやしい壊れたモノばかりが積まれているとは言え、楽器やオーディオの懐かしい品々を見るのはちょっとした宝探し的な楽しみがある。DIY好きとにわか知識が合わさって、過去にはFMチューナーやギターのエフェクターのジャンクを購入して再生させたこともあります。

壊れたプリメインアンプを持ち込んで、そのまま中古の別のアンプを購入したり、日ごろからハードオフには本当にお世話になってます。今回は懐かしい90年代に良く見たアクティブスピーカーのRoland MA-8のジャンク品を見つけてお持ち帰りしました。

必ず見るスピーカーのジャンクコーナー

高校生の頃にスピーカーを自作したこともある私は、ハードオフのジャンクコーナーでもスピーカーを必ず見るようにしてます。この日は懐かしいRoland MA-8 Stereo Micro Monitor(ステレオマイクロモニター)を発見しました。

私はDTMをMacとOpcodeのVisonで覚えたので使ってませんでしたが、 90年代のRolandのミュージ郎として売られた、SC-88(Sound Canvas)シリーズとSinger Song Writerとともに、MA-8はPC用モニタースピーカーとして定番の商品でした。

見た目と色こそ昔のPCスピーカーっぽいですが、DTM用モニタースピーカーなのでシンセ音源を一応は楽器クォリティで再生、ソコソコの音質で鳴ってくれるスピーカーです。値札に小さく「音出ました」とだけ書いてありました。これは恐らくほぼ動作する品物でしょう。

店内で通電とその他の確認

今回はジャンク品とは言え、付属ケーブル類も揃っていてRoland MA-8は電源も内蔵されているので、店内の動作確認用コンセントがあるコーナーで簡単に状況確認ができました。

電源を繋いでケーブルにスマホのイヤホンジャックに繋ぎ、ラップの下の電源を入れて音楽を流してみると左右とも問題なく再生。ラップの下のつまみを回すと音量とマイクのつまみからガリガリ音。このぐらいのガリはすぐ直るので、\880(税込)で持ち帰ることにしました。

まずは音に関るメンテナンス

本体が結構汚いのですぐにクリーニングをしたいところですが、まずは先に問題個所のツマミのガリを直してから。ちょっとうるさいけど、ツマミをぐりぐりと回します。これだけでもしばらく回せば直るかもしれないですが、面倒くさいのでいったん電源OFF。

ツマミを外して軸のところに向かってコンタクトリゲイナー(接点復活剤)を吹いてグリグリ回す。再び電源ONにするとガリはなくなってました。メンテナンスを兼ねて、他のガリが出てないツマミも併せてコンタクトリゲイナーを吹いて動かしておきました。

次にケーブルをつなぐ端子とプラグが酸化してくすんでいるのを磨きます。長年放置したものは案外接触が渋くなってることも。簡単にコンタクトリゲイナーを吹き付けた布で届きにくいですが拭きます。届きにくければ綿棒を使ってもいいですし、コンタクトリゲイナーの代わりに無水アルコールを使っても良いでしょう。

ケーブル側のプラグも忘れずに!

次は本体をクリーニング

音に関る部分がメンテナンスできたら、次は本体を綺麗に拭きます。ジャンク品は使ったそのままの状態なので汚れは結構ひどい。さらにこのスピーカーは日焼けで結構黄ばんでます。

今回は100均で買っておいた電解水クリーナーを使って吹き上げました。汚れが目立つ箇所もきれいになり、表面も全体的に薄汚れていたのも落ちました。日焼けの黄ばみは取れませんが、見違えるようにスッキリ!

改めてスマホを繋いで鳴らしてみると無難なクセのない音で、8W+8Wながら元気がよい。音量を上げても音が割れたりせず、なかなか余裕のある音。デスクトップのモニタースピーカーとしては十分に使えます。

娘にプレゼントした

今回のこのスピーカーは自分用ではなく、昨年iPadとオーディオインターフェースをプレゼントしてDTM環境を整えた娘用。ナレーションや簡単な歌の録音を時々しているのですが、今までは全てヘッドホンで済ませていました

最終的な出音のバランス調整はやっぱりスピーカーを聴きながらやりたい。部屋での音楽の視聴でも使えるので一石二鳥です。キレイにしたMA-8をセットアップすると嬉しそうに音を鳴らしてました。

あんまりボーカル向きのスピーカーではないかもしれませんが、さっそくナレーションの音録りで活躍している様です。

まとめ

今回はジャンク品のRoland MA-8を\880(税込)で拾ってきましたが、正常動作でキレイな中古品でも3-4千円ほどで入手可能。キレイな中古品を買ってしまう方が簡単かもしれませんが、その値段であればもう少しお金を出して、正直もっとグレードの高いものを狙うと思います。

やっぱり880円でジャンクを再生させる楽しさと充実感もあるからこそ、ハードオフでのジャンクあさりはやめられない。次に何を見つけて拾ってくるか楽しみです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました